ものを教えるということ(音楽指導者としての立場から)

人間と動物の一番の大きな違いは、文化を持つか否かです。
つまり、人としての最大の営みは、今ある文化を「教育」という
体裁の中で伝えていくことであり、また新しく文化を創造していくことです。

前者の「文化を伝える」という作業の中に、「教える」ということが発生するのです。
しかし、この「教える」ということは、当然、「教えを受け」対象者があって成り立
つことです。さらに、その対象からの「知りたい」「向上したい」という
内発的動機がなければなかなか上達することはできません。

ピアノのレッスンを例にとるなら、綺麗な音を出してみたい、
この先生のように弾けるようになりたいといった、きっかけはどうあれ、
その出発点の気持ちを大事にしてあげたいと思うのです。

音楽指導者として時々、立ち止まって悩むのは、「弾く」という技術を教えるという一方で、
その時々の子どもの気持ちの有り様、気持ちの変化を認知した上で、
接していただろうかということです。
小さい子ほど、その日の気分や過ごし方に左右され、自己コントロールができていないのです。
大人の都合で、「約束」という形でおしつけていくと、「約束」は生活するうえでの
便利なものと解釈できず、自分を縛りつける、抑圧するもとしてとらえてしまいます。
そういう状態が続くと、いつか爆発します。



発表会という大きなイベントを控え、曲目も決まり、いよいよ、本格的に「練習」に向かいますが、指
導者として、子どもに「先生の顔、鬼になってる」と言われることのないようにした
いものだと思います。

テーマ : 音楽のある生活
ジャンル : 音楽

     
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